先日、大相撲初場所と時を同じくしてお相撲大会「マリア場所」が多くの保護者の参観の中、開催されました。もも組さん、ちゅうりっぷ組さん、すみれ組さん、ゆり組さん、全員が思い思いのまわしを締めて元気いっぱい土俵を湧かせました。
お相撲は勝ち負けが非常に明確に決まります。年齢に関係なく、負けて悔し涙を流したり、悔しさを必死にこらえたりする姿が多く見られました。トーナメント方式ゆえ、「勝って当然」と思われた子どもに土がつく番狂わせも見られました。ただ、当然の事ながらお相撲は「この日だけ」行われているものではありません。体操の先生と一緒に練習したり、少しでも時間があれば子どもたち同士で「稽古」をしたり、3学期に入ってほぼ毎日取り組んできました。
月曜日の集会で横綱・大関の表彰式をしましたが、「ただ力が強いだけの人が横綱・大関ではないんだよ。自分より力の弱い人、困っている人を助けてあげることの出来る人が本当に強い人なんだよ」という話をしました。礼に始まり礼に終わる。武道の素晴らしい精神は、日常のあらゆる面において多くの実りをもたらします。又、初場所を親子で観戦し研究する中で、日本の伝統様式に触れる機会も多くあったかと思います。
3学期はマラソン大会もあります。子どもたちが精一杯、最後まで自分の持てる力を全て出し切って、事を成し遂げる姿には爽やかな感動を覚えます。体育活動だけではなく、節分の豆まきやお店屋さんごっこ等、文化活動や制作活動を通じて、全人格の「自然な形成」を目指して毎日の保育に取り組んでおります。