今日の集会では「ノアの方舟」のお話をしました。
旧約聖書のお話は神様が相当おこりんぼうなので、
子供達にとっては衝撃的な内容が少なくありません。
先日は、「一番はじめのお話」をしました。
・・・神様は、まず真っ暗闇に光を与えて、太陽や月、海や陸地、動植物を創造されて、最後に人間をお創りになりました。みんな仲良く過ごしました。けど、アダムとイブは蛇にそそのかされて、食べてはいけない実を食べたので、神様に怒られてしまいました。それからはちゃんと教えを守り、過ごしました・・・
このような内容でした。
最後に「約束を破るのはいけないこと」という、教訓の部分が
あるのですが、暗闇が明るくなって・・・というお話なので
総じて楽しそうに聞いてくれていました。
ところが、今日のお話は少し様子が違います。
たくさん増えた人間達は、自分勝手なことばかり。
泥棒や嘘つきばかり。それを見かねた神様はこう言います。
「やっぱり、真っ暗闇に戻そう」(!!)
もう、子供達はハラハラドキドキです。
ところが、そんな堕落した人間の中に一人だけ神様を信じ、良い行いだけをする人がいました。
そう、ノアさんです。神様はノアさんに言いました。「もうすぐ大雨を降らせて洪水を起こす。
全てを水に流してしまおうと思う。しかし、お前は良い人間だから教えてあげよう。
大きな船を造り、そこにお前の家族と世の中の全ての生き物を一つがいずつ載せなさい。
魚も草木も動物も、全て」と。
信心深いノアさんは、みんなに馬鹿にされながらも一人で大きな船を造り、神様に言われた通りに
この世の全ての生き物を一つがいずつ載せました。すると、突然大雨が降り始めました。
雨は全くやみません。池や川はあふれ、とうとう見渡す限り海になってしまいました。
全てのものが流されてしまったのです。そこでようやく雨がやみ、空が晴れ渡り、虹がかかりました。
新しい土地についたノアさん達は地上におり立ち、再びたくさんに増えて行きました。
それからは、神様も怒ることも無くなりました。
このようなお話でした。
今日の話は少し長く15分ほどでしたが、その間満3歳児達からも一切私語はありませんでした。
皆信じる対象は違うでしょうが、やはり「大いなるもの」に対する畏怖は本能的なものなのでしょう。