今日はノアの方舟のお話しをしました。とても有名なお話しですので、
キリスト教徒でなくてもご存知の方も多いと思います。
アダムとイブが神様との約束を守り、生きとし生けるもの達と仲良く平和に暮らしていました。
時代は過ぎて、世の中にはたくさんの生き物と人間が増えていきました。
しかし、いつの日からか人間達は神様との約束を忘れ、互いにいがみ合い、争うようになっていました。
それを見て憂いた神様は「こんな世の中なら必要ない。全て無に帰そう」とお思いになられました。
が、神様はそこで思い出します。「そうだ、ノアがいるではないか。彼だけは私との約束を忘れずに
みんなと仲良く暮らしている。ノアに方舟を創らせて、人間以外のこの世の全てをそこに入れるように言おう」
神様がノアに方舟を作って、人間以外のこの世の全ての生き物達を入れるように言われると、ノアは素直に従い
一人で何日もかけて大きな方舟を作りました。勿論、村の人々は神様を信じる心を忘れてしまって
いましたので、そんな大きな船を造っているノアを見て、からかっていました。
方舟が完成し、神様に言われた通り全ての生き物を方舟に乗せると、それまで晴れ渡っていた空が
急に真っ黒の雲に覆われて、底が抜けたような雨が何日も降り出しました。
川はあふれ、海は荒れ狂い、この世の全てが海の底に沈んでしまいました。
ところが、ノアの作った方舟だけは洪水を免れて、プカリプカリと海の上を漂っていました。
全てが流れ去ると、嵐は過ぎ去り水も引いていきました。ノアと全ての生き物を乗せた方舟は静かに
陸地にたどり着きました。「さあ、ノアよ、全ての生き物達と共に外へ出て、再び栄えなさい」と
神様が言いました。
それからノアや他の生き物達は、神様との約束を守って仲良く平和に暮らしたので、
その後再び全てを流し去ってしまうような洪水は起きませんでした。
みんなもお友達や家族の方々、動物やお花にも優しく接することができる良い子になりましょうね。
Facebookに!
11 年前